トラックドライバー長時間労働抑制へ検討…国交省や厚労省など

自動車 社会 行政

国土交通省は、トラック輸送における長時間労働の抑制に向けた取り組みについて検討すると発表した。

トラック運送事業では、ドライバーを中心に働いている人の総労働時間が長いのが現状だ。荷物の積み下ろし時間に待機を強いられるなど、荷主都合の原因も多く、トラック運送事業者だけで長時間労働を抑制するのは困難だ。

今回、学識経験者、荷主、事業者、国土交通省、厚生労働省などで構成する協議会を中央と各都道府県に設置して、トラック運送事業の長時間労働を抑制するための取り組みを検討する。

協議会では、実態調査・パイロット事業・長時間労働改善ガイドラインの策定などを行うことで関係者が一体となって、長時間労働の抑制とその定着を図る。

政府が4月3日に閣議決定した「労働基準法等の一部を改正する法律案」では、長時間労働を抑制するため、月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率の25%から50%へ引き上げについて、中小企業への適用猶予を見直し、2019年4月から適用する。中小企業で、長時間労働者比率が高い業種を中心に、関係行政機関や業界団体と連携して、長時間労働の抑制に向けた環境整備が求められている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る