コマツと大阪大学、建設・鉱山機械の遠隔化・自律化の研究開発を強化

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コマツ・ICT油圧ショベル(参考画像)
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コマツは、大阪大学とともに、同大学吹田キャンパス内のテクノアライアンス棟にコマツみらい建機協働研究所を4月1日に開設し、共同研究を開始した。

コマツと大阪大学は、産学連携の枠組みを確立することで、「建設・鉱山機械の遠隔化・自律化」に関する研究開発を強化するとともに、研究者の中長期での人材育成にも努めていく。

両者は2006年7月より「大阪大学・コマツ共同研究講座」を設置し、エンジン燃焼や土砂の掘削といった現象の「見える化」などの分野で研究成果を挙げてきた。2012年度から2014年度に行った「建設・鉱山機械の遠隔化・自律化」に関する研究では、製品適用にも見込まれる技術を生み出す成果を挙げる一方で、多方面との密接な連携と自主研究体制強化の必要に直面した。

そこで2015年度より、コマツ講座を協働研究所に発展させ、建設・鉱山機械の遠隔化・自律化に向けた基盤・先行研究拠点として位置づけし直した。

協働研究所では今後、大阪大学の各部局および他大学、研究所などとも繋がったより幅広い領域での共同研究を実施するとともに、自主研究にも、より積極的に取り組む予定。また、これまでコマツ講座で実施してきた3年1区切りの研究期間を10年(5年×2サイクル)1区切りに伸ばし、安定した研究ポストを提供することで、優秀な研究者を中長期で育成していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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