【新聞ウォッチ】山手線架線支柱の倒壊事故、2日前傾き確認も改修先送り

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山手線(資料画像)
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年4月10日付

●10都知事選現職当選、北海道・大分与党系勝利(読売・1面)

●山手線、柱倒れ9時間不通、線路に接触、2日前に傾き把握(朝日・1面)

●米キューバ首脳会談、59年ぶり、対立の歴史転換(日経・1面)

●車組み立て工場効率化、三菱自、名古屋製作所で、無人搬送機など導入、コスト3割削減(日経・11面)

●特許トロール対抗組織加盟、マツダ、国内自動車初(日経・15面)

ひとくちコメント

統一地方選挙の前半戦が投開票され、全国10の道県の知事選挙は、自民・公明両党と民主党が事実上対決構図となった北海道と大分の知事選挙で、ともに与党が支援した候補者が当選するなど、すべて現職が当選した。

きょうの各紙は特別輸送態勢のため、一部地域で配達が遅れたが、朝日、産経の2紙は、統一選前半戦の選挙速報を1面トップで掲載。読売、毎日と日経は「米キューバ首脳会談」、東京は「山手線線路に柱倒れる」記事がそれぞれ1面トップだった。

全紙が選挙速報を1面トップで報じなかったのも、東京都の特別区長・区議選などは統一地方選の後半戦の4月26日に投開票されるためとみられる。

それにしてもJR山手線の神田-秋葉原間の線路内で、12日朝に架線を支える支柱が突然倒れた前代未聞の事故は、「支柱と車両が接触すれば脱線などの危険性もあった」というだけに、冷や冷やものだ。

なにしろ、2日前の10日には傾きを確認しながら「すぐに倒れない」と判断し、応急措置をせずに改修を週明けの13日に行うことを決めた矢先の事故である。

東京の社会面では「都心大動脈41万人混乱」の見出しで、休日であっても41万人の利用者に影響が出たそうだ。「平日だったら…」「ぶつかったらどうする」などと、JR東日本に安全管理を求める声が相次いだと伝えている。

最近はJR東日本に限らず、徳島空港では管制官の着陸許可の誤認など、理解に苦しむような安全管理に携わる人的ミスが目立つのも気掛かりだ。

《福田俊之》

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