【マツダ CX-3 発売】ディーゼル音低減装置の装着率14%、多いか少ないか

自動車 ニューモデル 新型車
マツダ CX-3
マツダ CX-3 全 8 枚 拡大写真
マツダが2月27日に発売した新型コンパクトクロスオーバーSUV『CX-3』には、ディーゼルエンジン特有のノック音を低減するために「ナチュラル・サウンド・スムーザー」と名付けた世界初の技術が採用されている。

ナチュラル・サウンド・スムーザーは、ピストンに組み入れたダンパーが、燃焼によるピストン系のノック振動を打ち消すことで、ノック音のエネルギーを効果的に吸収・減衰する仕組みで、これにより発進時やゆっくり加速する際の生じるノック音を抑制するとともに、エンジン音質も向上できるとしている。

だがマツダ国内営業本部ブランド推進部の齊藤圭介主幹によると、ナチュラル・サウンド・スムーザーの装着率は「現時点で全体の14%」にとどまっている。

というのもナチュラル・サウンド・スムーザーは、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」との組み合わせによる「イノベーションパッケージ」として6万4800円でメーカーオプションとして販売しているが、「一番下のXDグレードには装着設定がなく、中間と最上位のグレードに装着できるようになっている」からだ。

また「他のオプションとのセットオプションになっているので、実際にナチュラル・サウンド・スムーザーを装着するとなるとオプションの総額は16万2000~28万800円になる。しかもセットオプションのひとつ『ボーズサウンドシステム』を付けると荷室が狭くなるため、それで躊躇される方もいる」という。

その一方で「スムーザーがなくても全然問題ないというお客様もいる。また若い人に話を聞くと、ディーゼルエンジンに対するネガティブなイメージがほとんどなくて、先進的なエンジンとして受け入れられている」とも。

齊藤主幹はナチュラル・サウンド・スムーザーの装着率に関して「想定通り」としながらも、「本当はもう少しつけてもらいたい。今後、見直しも含めて検討したい」と本音を漏らしていた。

なおグレード別の装着率は「最上位のXD Touring Lパッケージが4割。真ん中のXD Touringで8%くらい」とのことだ。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 生まれ変わった三菱『エクリプス クロス』にSNSでの反応は!? ルノーOEMのEVに「日本はどうなる?」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る