線路への転落事故防止に活用できる3D距離画像センサ…日本信号

鉄道 テクノロジー
3D距離画像センサ「アンフィニソレイユ」の展示。「ECO SCAN」を搭載したことで外乱光の影響を受けず屋外でも使用可能。太陽光下でも測距可能だ
3D距離画像センサ「アンフィニソレイユ」の展示。「ECO SCAN」を搭載したことで外乱光の影響を受けず屋外でも使用可能。太陽光下でも測距可能だ 全 2 枚 拡大写真
 日本信号は、東京ビッグサイトで8日~10日に開催された「Phontonix2015」にて、電磁駆動方式のMEMS光スキャナ「ECO SCAN」を搭載した3D距離画像センサ「アンフィニソレイユ」などの展示を行った。

 MEMSとは、Micro Electro Mechanical Systemsの略で、電気と機械を融合した超小型システムのこと。軽量化により高速動作・静粛性・低消費電力を実現し、耐久性にも優れているため、さまざまな分野に応用可能だという。

 「アンフィニソレイユ」は、近赤外パルスレーザーを使用したアクティブ方式の3D距離画像センサ。昼夜を問わず使用可能で、レーザ送受信の光学系に「ECO SCAN」を搭載することで対外乱光200,000ルクス以上を実現。太陽光下でも測距可能だ。またレーザー光は、いかなる条件下でも本質的に安全なレベルとされる「クラス1」で、安全性も確保している。

 3D距離画像センサは、距離データを使うことで複雑な処理でも比較的簡単なアルゴリズムでシステムが構築できるため、歩行者検知や混雑検知、人数カウントなど様々な導入事例があり、同社のシステムは山手線ホームの転落検知・支障物検知などにも採用されているという。

線路への転落事故防止に活用できる3D距離画像センサ……日本信号

《小菅@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 日産、2025年の「NISMO Festival」中止…「例年通りの開催が難しいと判断」
  5. ルノー日産三菱、仏ドゥエー工場でEV共同プロジェクト推進…次期『エクリプス クロス』開発・生産へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る