【リコール】三菱 デリカD:5 など5車種7万台、ヘッドライトが走行中に消えるおそれ

自動車 ビジネス 国内マーケット
三菱 デリカD:5(参考画像)
三菱 デリカD:5(参考画像) 全 3 枚 拡大写真

三菱自動車は4月16日、『デリカ』などのETACS ECUおよびブロワモータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、三菱『デリカD:5』『アウトランダー』『ギャラン』『ランサーエボリューション』『RVR』の5車種で、2009年1月12日から2010年12月1日に製造された7万1053台。

また、交換修理用部品として2009年1月4日から2010年9月21日に出荷されたETACS ECU 978個および、2009年4月1日から2011年3月31日に出荷されたブロワモータ1576個についても、組付車両は特定できないがリコール対象となる。

前照灯や窓ふき器などを制御するETACS ECU内部の電子部品の製造が不適切なため、電子部品の抵抗値が増大することがある。そのため、ETACS ECU内部の電圧が不安定になり、最悪の場合、ETACS ECUの機能が停止して、前照灯が点灯中に消灯したり窓ふき器が作動不良となるおそれがある。

改善措置として、全車両、ETACS ECUを確認し、該当するものは、ETACS ECUを良品に交換する。

不具合は464件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

ブロワモータについては、製造が不適切なため、モータ内部のシャフトと軸受の芯がずれた状態で組み付けられたものがあり、シャフトと軸受が異常摩耗することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シャフトと軸受が固着し、最悪の場合、ブロワモータが作動停止して、デフロスタが機能せず安全な視野を確保できないおそれがある。

改善措置として、全車両、ブロワモータを確認し、該当するものは、ブロワモータを対策品に交換する。また、パワートランジスタのヒューズ切れが発生している場合には、同時にパワートランジスタも交換する。

不具合は199件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る