【上海モーターショー15】トヨタ、カローラ&レビンで中国ハイブリッド攻勢へ

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トヨタ自動車が開催した上海モーターショー前夜祭「双げき之夜」
トヨタ自動車が開催した上海モーターショー前夜祭「双げき之夜」 全 17 枚 拡大写真

上海モーターショーのプレスデーが開幕する前夜の19日、トヨタ自動車は「双げき之夜」という前夜イベントを開催し、今秋に発売予定の中国国内で開発製造されるハイブリッドシステムを搭載した『カローラ ハイブリッド』と『レビン ハイブリッド』の発表を行った。

挨拶で登壇した大西弘致専務役員は、「中国は世界一の市場。上海モーターショーは、会長の内山田をはじめトヨタの役員がもっとも多く集まるイベントのひとつ。中国本部長をつとめて3年たち厳しい時期もあったが、2014年ははじめて中国でのトヨタ販売が100万台を越えた。今年はいよいよ中国国産ハイブリッドの年になる」と招待した中国メディアに支援を呼びかけた。

用意したムービーでは、自動車事業を興した豊田喜一郎からはじまり、現在の内山田会長がリーダーをつとめたG21プロジェクトを紹介し「やれることではなく、やるべきことをする」というトヨタのDNAをアピール。昨年、上海からも近い江蘇省常熟市に開設した研究開発センターで中国人開発者を主役に中国サプライヤーとともに部品の国産化、信頼性のテスト、中国向けチューニングを行ったハイブリッドシステムはまさにやるべきことだったと開発の経緯を説明した。

中国語でハイブリッドを“双げき”とトヨタが表現したそうだが、この日の実車ローンチも2車同時。一汽トヨタで生産、そのディーラー網で発売するカローラハイブリッド、広汽トヨタで生産し販売するレビンハイブリッドをお披露目した。

登場したゲストもふたり。女優の高圓圓(カオ・ユエンユエン)と俳優の張震(ジャン・ジェン)。豪華ゲストの登場に会場は沸いた。張震さんは自己紹介で、「私は冷静と情熱の混合体です」とハイブリッドな人間であることをアピールすると、高圓圓さんもエピソードを語り「女優のお仕事をさせてもらっていると、ある人は私のことを女神と言ってくれる人もいますが、親しい友人にはあなたの性格はノイローゼよ、と言われることもあります」と二面性を持ちお互いが支えあうハイブリッドな人間性を吐露した。

カローラハイブリッドとレビンハイブリッド。その価格政策に注目が集まるが、発売は秋ということで、価格発表は上海モーターショーでは行われない模様。

《三浦和也》

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