【SBK 第4戦】カワサキ、レイが今季2度目のパーフェクトウィン

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ジョナサン・レイ(カワサキ)
ジョナサン・レイ(カワサキ) 全 3 枚 拡大写真

スーパーバイク世界選手権(SBK)第4戦オランダ大会が、4月17日から19日までの3日間、アッセンで開催され、ジョナサン・レイ(カワサキ)が今季2回目の完全勝利を達成した。

予選2番手の位置から決勝に臨んだレイは、第1レースは絶好のスタートからオープニングラップを制すると、序盤はチームメイトで今季初ポールポジションを獲得したトム・サイクス、フロントローからスタートしたレオン・ハスラム(アプリリア)、予選4番手のチャズ・デービス(ドゥカティ)、セカンドグループから抜け出してきたマイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ)、さらにシャビ・フォレス(ドゥカティ)の6台でトップグループを形成した。

アッセンはタイヤと燃費の厳しいサーキットだけに、レイをはじめとするトップグループは、タイヤと燃料を温存する走りに徹した。レイが主導権を握る中で周回数を消化。その中からフォレスが脱落。さらにサイクスもペースをキープできず、トップグループから後退。レイとデービス、ファン・デル・マークとハスラムの4人に優勝争いは絞られる。そして終盤、レイはデービスの追撃を振り切り、21周のレースで一度も首位を譲ることなく、今季5勝目を挙げた。

第2レースも、第1レースと同じメンバーがトップグループを形成した。ホールショットを奪ったのはレイだったが、オープニングラップにサイクスがレイをかわしてトップに浮上。その後方には、デービス、ハスラム、ファン・デル・マークが続いた。

後半に入るとレイがトップに浮上。そして後続を引き離しにかかるも、デービスが再びレイをマーク。第1レース同様、2人のマッチレースとなった。しかし今大会、フリー走行、予選と完璧な状態にマシンを仕上げたレイは、アドバンテージを感じさせる走りを披露。終盤にペースを上げデービスを振り切り勝利した。今季2回目の完全勝利を達成したレイは、得意のコースだっただけに「すごいプレッシャーだった」と振り返るも、完全勝利に喜びを爆発させていた。

■レース1
1位:ジョナサン・レイ(カワサキ)
2位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)
3位:マイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ)
4位:レオン・ハスラム(アプリリア)
5位:トム・サイクス(カワサキ)
6位:ジョルディ.トーレス(アプリリア)

■レース2
1位:ジョナサン・レイ(カワサキ)
2位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)
3位:マイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ)
4位:レオン・ハスラム(アプリリア)
5位:トム・サイクス(カワサキ)
6位:ジョルディ.トーレス(アプリリア)

■ポイントスタンディング
1位:ジョナサン・レイ(カワサキ)190P
2位:レオン・ハスラム(アプリリア)140P
3位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)123P
4位:トム・サイクス(カワサキ)88P
5位:ジョルディ.トーレス(アプリリア)83P
6位:シルバン・ギュントーリ(ホンダ)65P

《纐纈敏也@DAYS》

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