【全日本モトクロス 第2戦】ヤマハ勢、IA2岡野が閃光を放つもIA1はエース不在で苦戦

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IA2クラス第1ヒートで優勝した#34 岡野聖&YZ250F。
IA2クラス第1ヒートで優勝した#34 岡野聖&YZ250F。 全 6 枚 拡大写真
チャンピオン勝谷武史が不在で、今季の行方がまったく読めない全日本モトクロス「IA2」クラス。オフロードヴィレッジ(埼玉県)で開催された『全日本モトクロス第2戦 関東大会』(決勝 4月19日)もまた混戦を極めた。

今年からマシンをヤマハにした岡野 聖(フライングドルフィン サイセイ)は、予選日から好タイムをマーク。

第1ヒートでは、一昨年チャンピオンで今季も開幕戦で総合優勝した富田俊樹(Team HRC)を、リズムセクションでコースアウトした際にパス。そのまま逃げ切り、IA初優勝を果たした。

岡野は第2ヒートも好走し、3位表彰台の座を確保。両ヒート総合では2位となり、ポイントランキングでも富田に続く2位となった。

ヤマハ勢は「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」のエース・平田優が、開幕前の怪我の影響により今大会も「IA1」クラスを欠場。

IA1ルーキーの安原志が「YZ450FM」で上位進出を目指す重責を担ったが、ヒート1=11位、ヒート2=9位と振るわなかった。

また、ベテランの田中教世(TEAM TAKASE with YAMAHA)にも期待がかかったが、ヒート1=11位、ヒート2=9位と、表彰台を逃す。

レディースでは「YZ85LW」を駆る本田七海が4位に入賞したものの、開幕戦で2位表彰台に上がった安原さや(名阪レーシング)はスタートダッシュに失敗。追い上げも叶わず6位止まりだった。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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