143メートルの道路を、船で持ち上げ一気に架橋...首都高速晴海線

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首都高10号晴海線(晴海出入口~豊洲出入口)台船リフトアップ架設工法を用いた日本最大規模の橋桁架設現場のようす(4月22日、7~9時)
首都高10号晴海線(晴海出入口~豊洲出入口)台船リフトアップ架設工法を用いた日本最大規模の橋桁架設現場のようす(4月22日、7~9時) 全 12 枚 拡大写真

建設中の首都高速10号晴海線で22日、日本最大規模の台船リフトアップ架設工法による架橋工事が公開された。

【画像全12枚】

公開された工事で曳航された橋げたは長さ143メートル、幅14.2メートル、重さ1800トンある。台船は1万4500トンまで積むことができる。

「国内3番目に大きな台船を使った。この工法による日本最大長の架橋工事」と、首都高速東京建設局の並川賢治建設部長は解説した。

橋げたを台船の載せて東京湾から晴海運河に入り、現場まで運んだ。台船の上に設置した大型ジャッキで橋げたを約10メートル持ち上げて、橋脚と接続する。そのためリフトアップ架設工法と呼ばれている。橋げたそのものは昨年からIHIの大阪堺工場で作られて、さらに横浜工場で完成させたものだ。

今回架かる橋げた部分は、4つの橋脚で分割された5つのうち最も長い真ん中の1区間。晴海運河をまたぐ全長は672メートルある。その両岸から橋げたを繰り出すように伸ばす工事を進めながら、この夏以降に再び台船を使った架橋工事を行い、両岸をつなげる。

10号晴海線は、東雲(しののめ)JCTで湾岸線と接続し、都心と臨海部の交通を結ぶ。豊洲出入口~東雲JCTは09年に開通したが、晴海出入口~豊洲出入口約1.2キロメートルを整備中だ。

公開された工事は、この整備区間にある晴海運河(中央区晴海)の両岸、東京都中央区晴海3丁目(晴海埠頭)と江東区豊洲6丁目(豊洲埠頭)を結ぶ。すでに平行して都道の晴海大橋があり、10号晴海線は、その上下線の真ん中に架かる。

周辺は大規模な開発が予定されている。16年に中央卸売市場が中央区築地から同豊洲に新市場として移転。20年には東京オリンピック・パラリンピックの選手村ができる予定だ。

「今後、臨海地域の利用が増えることが見込まれ、10号晴海線はその交通需要に対応することが役割」と、前出の並川部長はその意義を話す。

今回の架設は、同日夕方頃に終了する。

《中島みなみ》

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