カナダに本拠を置く大手自動車部品メーカー、マグナインターナショナル(以下、マグナ)は4月16日、自動車の内装事業を売却することで合意した、と発表した。
マグナの自動車内装事業の売却先は、Grupo Antolin社。同社は、自動車の内装のグローバルサプライヤーの主導的地位にある企業。
両社の合意によると、マグナはGrupo Antolin社に、およそ5億2500万ドル(約625億円)で、自動車内装事業を売却する予定。売却の完了は、2015年第3四半期(7-9月)を見込む。
マグナの自動車内装事業は、欧州、北米、アジアに36の製造拠点を持ち、従業員の総数はおよそ1万2000名。なお、今回の売却には、業績が好調なマグナの自動車シート部門は含まれない。
マグナのドン・ウォーカーCEOは、「今回の売却は、中核事業に集中する戦略の一環」と語っている。