デンソー、手術時に医師の腕を支える支援ロボット iArmS を発売

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デンソー iArmS
デンソー iArmS 全 1 枚 拡大写真

デンソーは、手術時に医師の腕を支え、生理的に生じる手のふるえや疲れを軽減する手術支援ロボット「iArmS(アイアームス)」を開発し、4月1日から販売を開始した。

iArmSは、医師が腕を動かしたい位置にロボットアームが自由に追従し、かつ手術時にはしっかりと固定され医師の腕を支える手術支援ロボット。内蔵したセンサーが「腕をおく」「腕を静止する」「腕を浮かせる」という動作を感知し、「Hold:術中の腕の固定」「Free:腕の移動」「Wait:周辺機器操作時の待機」の3動作をスイッチレス(自動)で切り替え、術者の直感的な操作を可能にする。また動作はモーターを使わず、重力バランスと腕の動きによって行い、医療現場で求められる高い安全性と軽やかな操作性を実現する。

現在、医療現場では、顕微鏡や内視鏡の普及によって長時間かつ繊細な手術が増加。医師からは、生理的に生じる手のふるえや疲れを軽減したいとの要望が増加している。このようなニーズに応えるため、デンソーは2012年から信州大学医学部脳神経外科、東京女子医科大学先端生命医科学研究所と共同でiArmSの実用化開発に着手し、2014年9月からは信州大学倫理委員会の承認を得て、信州大学医学部脳神経外科および耳鼻咽喉科で、実際の手術に用いる臨床研究を進めてきた。

《纐纈敏也@DAYS》

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