【上海モーターショー15】スマート フォーツー 新型、中国初公開…中国市場を最重視

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スマート フォーツー 新型(上海モーターショー15)
スマート フォーツー 新型(上海モーターショー15) 全 6 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツ傘下のスマートは4月20日、中国で開幕した上海モーターショー15において、新型『フォーツー』を中国初公開した。

画像:スマート フォーツー 新型

新型スマート フォーツーは、ダイムラーとルノーの提携の成果を生かして開発。車台は2014年春、ジュネーブモーターショー14でワールドプレミアされた新型ルノー『トゥインゴ』と共用する。駆動方式は、歴代フォーツーのRRレイアウトを継承。

新型のボディサイズは、全長2690×全幅1660×全高1550mm、ホイールベース1873mm。先代フォーツー(全長2740×全幅1560×全高1540mm、ホイールベース1865mm)と比較すると、全長が50mm短くなり、全幅が100mm拡大した。

全長の短縮に加えて、ショートオーバーハング化やステアリング切れ角を大きく取るなどして、取り回し性を追求。新型の最小回転半径は3.65m。現行型の4.37mから、さらに取り回し性を引き上げる。

リアに置かれるエンジンは、新型トゥインゴと共通で、2種類の直列3気筒ガソリンエンジンを設定。自然吸気版は、排気量999ccで、最大出力71hp、最大トルク9.3kgmを発生する。ターボ版はさらに排気量が小さい898ccで、最大出力90hp、最大トルク13.8kgmを引き出す。トランスミッションは、6速デュアルクラッチを新開発。

上海モーターショー15のプレスカンファレンスには、スマート ブランドを統括するアネット・ヴィンクラー氏が登場。「新型フォーツーは、とくに中国の多くの都市部で機動性を発揮するシティカー。新型のデザインと開発には、中国が最も大きな影響を与えている」と述べている。

《森脇稔》

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