プログレス宇宙船に不具合発生でISSへのドッキングを断念…今後の物資補給計画修正も

宇宙 テクノロジー
射点に立ったプログレス補給船(59P)を搭載したソユーズロケット
射点に立ったプログレス補給船(59P)を搭載したソユーズロケット 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、4月28日16時9分(日本時間)に打ち上げられたロシアのプログレス宇宙船(59P)が通信障害、姿勢異常が確認され、ロシアがISS(国際宇宙ステーション)へのドッキングを断念したと発表した。

ロシア連邦宇宙局からの情報によると、地上局から59Pにコマンド(指令)を送り復旧を試みたものの、姿勢が制御できない状況で、原因究明作業が行われている。

59Pは、ISSに水や酸素、補給用推進剤(燃料)などを輸送する予定だったが、現時点ではISSに十分な物資があるため、当面、軌道上のクルーの活動や「きぼう」日本実験棟を含めたISSの運用に支障はない見通し。なお、59PにはJAXAの物品は搭載されていなかった。

今後の物資補給計画や、油井宇宙飛行士搭乗予定のソユーズ宇宙船(43S)の打ち上げ計画への影響は、ロシアによる原因究明の状況を踏まえ、国際調整により決定される。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ヤマハ、V4エンジンを搭載した新型「YZR-M1」を初公開! MotoGP サンマリノGPに投入へ
  4. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る