【マツダ CX-5 試乗】乗り味に「最新」を感じられる2WD…島崎七生人

試乗記 国産車
マツダ CX-5 XD Lパッケージ・2WD
マツダ CX-5 XD Lパッケージ・2WD 全 8 枚 拡大写真

街中でも見かけるようになった最新型。新しい意匠のグリルは、顔つきに“強さ”を与えて見える。ほかにドアミラーにウインカーが内蔵されたのも外観上の特徴だ。

試乗したのは最新型「XD Lパッケージ」の2WD車。試乗済みだった4WD車に対し、車重は60kgほど軽く、JC08モード燃費は0.4km/リットルほど有利な18.4km/リットル。日常使いが主体でFFでも構わない…そう考える実質重視のユーザー向けモデルといえる。

従来モデルとの違いは? と走らせてみると、乗り味が圧倒的にしなやかになったことを実感。新旧の差の度合いは4WD車以上で、19インチながら17インチ並に低速で足がバタつかなくなったほか、リヤの突き上げがなくなり、よりフラットでしなやかにストロークしてくれる乗り味になった。

一方で高速道路のインターチェンジのようなコーナーでは、19インチタイヤのロードホールディング性能の高さとジワッとロールし素直に切れ込むハンドリングも体感でき、総じて、快適性と足のよさのバランスポイントが高まった…そういえる仕上がり。マイナーチェンジでもしっかり良くしてるここ最近のマツダの熱意が伝わってくる。

内装はインパネ全面改良の『アテンザ』とは違いコンソールまわりが主な改良点。質実剛健風だった従来型より、ちょっと上等な雰囲気は、普段使いでもやはり嬉しい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る