コニカミノルタ、マラッカに生産施設 情報機器関連の拠点に…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

コニカミノルタ・ビジネス・テクノロジー(マレーシア)は28日、マラッカ州アイル・ケローに複合機(MFP)などの情報機器関連生産拠点を正式オープンした。

開業式典には、マラッカ州のイドリス・ハロン州首相、コニカミノルタ・グループの松崎正年 取締役会議長らが出席した。

敷地面積は10万4385平方メートル。初年度の投資額は1億4000万リンギ(約42億円)で、2018年度までに3億リンギを追加投資する。2014年10月に稼働開始していた。

中国に集中しているアジア生産施設の分散を図るためで、2013年に撤退したコニカミノルタのHDDガラス基板工場の建物が残っており、また物流面などで有利なマレーシア・マラッカ州に設置を決めた。ICTプラットフォームとオフィスソリョーションにより、中国の生産施設を上回る生産効率化を図る。

トナーボックスなどの消耗品の生産はすでに開始している。近い将来にはパーツ類、複合機本体の生産、リサイクル資材を用いた部品生産も開始する。

現在の従業員数は300人でうち100人を間接部門が占める。年度内に人員を600人に増やす見込みだが、間接部門が占める割合を30%内に抑える方針だ。

伊藤 祐介

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