GWの高速道でスマホ通信速度実測…安定のドコモ、最速値はau

エンターテインメント 話題
中央自動車道 結果
中央自動車道 結果 全 5 枚 拡大写真

 2015年のゴールデンウィーク(GW)、29日から連休に突入している人もいれば、暦通り今日からお休みという人も多いだろう。例年、GWの期間中は各地の高速道路で渋滞が発生するが、今年は今日からの5連休にかけて混雑のピークを迎えると予想されている。今回RBB TODAYでは、中央自動車道の下り線、そして東名高速道路の上り線にあるパーキングエリア(PA)およびサービスエリア(SA)において主要3キャリアの通信速度調査を実施した。

 調査に使用した端末は各キャリアのiPhone 6。スマホ向けの通信速度アプリRBB TODAY SPEED TESTを使用。各スポットで3回ずつテストを実施、その平均値を記録した。

■中央自動車道19ヵ所の結果

 中央自動車道下り線では、石川PAから内津峠PAまで計19ヵ所で調査を実施した。まず19ヵ所全体の平均値からみていくと、下り速度はドコモが31.99Mbpsを記録して1位となり、次いでauが28.48Mbps、ソフトバンクが26.32Mbpsとなった。

 ドコモは19ヵ所中10ヵ所で最速を記録。駒ヶ岳SAで下り79.93Mbps、双葉SAで72.90Mbpsなど、高い数値を出す一方で下り10Mbpsを下回ったのは諏訪湖SA(9.56Mbps)のみと抜群の安定感をみせた。auはドコモが苦戦した諏訪湖SAで下り83.99Mbpsという中央道における最速値を記録した。しかし、釈迦堂PAでは5.67Mbps、境川PAで2.70Mbps、神坂PAで4.73Mbpsなど落ち込む箇所もあった。ソフトバンクは50Mbps以上を4ヵ所で記録するなど健闘したが、小野川PAで3.18Mbps、座光寺PAで4.25Mbpsなどで伸び悩んだ

■東名高速道路22ヵ所の結果

 東名高速道路の上り線ではどうだろうか。ここでは森山PAから港北PAまで22ヵ所で計測。全体の平均値だが、下り34.19Mbpsでドコモが1位、続いて30.02Mbpsでau、23.88Mbpsでソフトバンクと、中央自動車道と同じ順位となった。

 ドコモは22ヵ所中9ヵ所で下り速度1位を記録。牧之原SA、足柄SAでは70Mbps以上を記録した。他のスポットでも概ね安定していたが、駒門PAでは下り5.69Mbpsとやや落ち込んだ。auはドコモと同じく9ヵ所で下り1位を獲得。40Mbpsを超える数値をコンスタントに記録したほか、新城PAでは東名の最速値となる下り91.40Mbpsを記録した。その一方で遠州豊田PAや小笠PAでは下り2Mbps台と寂しい数値となっている。中央自動車道に続き3位となったソフトバンクは、最速を記録したのが4ヵ所と少なかったものの、10Mbps以下のスポットは2ヵ所に留まり、安定感はあった。

■下り平均でドコモ、上り平均でソフトバンクが優勢。auは地点最速値を記録

 ここしばらく、実測調査ではやや低迷していたドコモだが、今回の調査では速度・安定感ともにかなり優秀な結果となった。今後、理論値225MbpsのPremium 4Gに対応した機種が増えてくると、さらなる増速が期待できる。また他2キャリアもけして悪い結果ではなく、下り平均で20Mbpsを超えており十分に速いと言っていいだろう。ソフトバンクは上りの平均速度においては両高速道路で1位となり強さをみせ、auはいずれの高速道路でも一地点における最速値を記録した。今後は、今回落ち込みをみせたポイントでどれだけ改善がみられるかに期待したい。

【SPEED TEST】GWは大混雑!? 中央・東名高速でスマホ速度を調査

《白石 雄太@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る