富士重工業は5月8日、2015年3月期(2014年4月~2015年3月)の通期連結決算を発表した。
それによると、売上高は2兆8779億円(前年同期比+19.5%)、営業利益は4230億円(+29.6%)、経常利益は3936億円(+25.2%)、純利益は2619億円(+26.7%)だった。
スバル車の国内販売は、『レヴォーグ』や『WRX』などの新型車効果により登録車が前年を上回ったものの、軽自動車は前年を下回ったことから、同10.4%減の16万3000台となった。海外販売では『レガシィ/アウトバック』や『WRX』などの新型車が好調であったことに加え、『フォレスター』が引き続き順調に推移し、同16.2%増の74万8000台となった。その結果、全世界合計の販売台数は同10.4%増の91万1000台となった。
連結売上高は、販売台数の増加と為替変動等により大幅に増加。連結損益も、諸経費や試験研究費の増加を、販売台数の増加や為替変動、原価低減の進捗等によりカバーし、増益。北米販売台数は6期連続で過去最高を更新。全世界販売台数、海外販売台数、売上高、各利益段階のいずれも3期連続で過去最高となった。
今期の全世界販売台数については、北米などでの増加を見込み、同1.9%増の92万8000台を計画。通期連結業績については、売上高が同5.3%増の3兆0300億円、営業利益は同18.9%増の5030億円、経常利益は同25.7%増の4950億円、純利益は同28.7%増の3370億円を計画。全世界販売台数、海外販売台数、売上高、各利益段階のいずれも4期連続での過去最高となる見通しだとした。