コニカミノルタの最先端の生産拠点、マレーシアで本格稼働

エマージング・マーケット 東南アジア

【マレーシア】コニカミノルタは7日、次世代の革新的な生産体制作りに向け掲げた「デジタルマニュファクチュアリング」をコンセプトとする生産拠点として、マレーシア子会社コニカミノルタビジネステクノロジーズマレーシアが本格稼働したと発表した。

 コニカミノルタビジネステクノロジーズマレーシアは2014年設立。主に複合機の消耗品を生産する。

 「デジタルマニュファクチュアリング」はコニカミノルタが考える次世代の生産体制で、情報通信技術(ICT)と自動化技術を融合させ、生産プロセスの現状、モノの動き、管理情報などを自動で把握し、現状分析から経営指標まで様々な視点で情報を活用して、効率的な生産拠点の経営を実現するもの。

 具体的には▼機械や電気系統の制御、化学技術など様々な技術要素を高い精度で組み上げる必要のある精密機器の組み立て工程において、生産ライン状態の管理と状況把握を自動で行い、人手をかけずに適切な生産条件に調整し維持する仕組み▼生産品を自動的に倉庫へ搬送し在庫認識するとともに、生産数・在庫数から判断した適正数量を自動で出荷するなど、ICTを通じてモノの動きを把握し、さらに統合管理し数値化することで経営指標として活用する仕組み▼生産情報のリアルタイム管理を通じて、生産拠点全体の費用と売り上げ(出荷)情報を自動で集計し、損益状況などの経営指標のオンデマンドでの「見える化」を行う仕組み▼部品、部材の属性情報の活用や、生産技術情報のマレーシアと他の拠点とのネットワーク共有で、バーチャル環境下でのシミュレーションや技術検討を可能にする仕組み――を段階的に導入し、今後生産品目数の拡大とともに、本格運用する。

コニカミノルタのマレーシア生産拠点、次世代型生産体制で本格稼働

《newsclip》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  6. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  7. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  8. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  9. VW史上最も安価なEV、『ID.2』の量産ボディを激写! 価格は2万5000ユーロ以下?
  10. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る