スズキ鈴木会長、未使用車の増加「責めるわけにはいかない」

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スズキ 鈴木修 会長兼社長
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スズキの鈴木修会長兼社長は5月11日に都内で開いた決算会見で、軽自動車の販売競争激化で増えている未使用車について「苦し紛れに例外が出てくる。それを責めるわけにはいかない」との認識を示した。

未使用車とは、買い手が付く前の新車を販売店がナンバー登録だけおこなうもので、販売台数の水増しと指摘されている。

鈴木会長は「軽の(販売)比率がダイハツ工業が99%、スズキが90%、そこまではみんな頭の中にある。それに対して三菱自動車が65%、ホンダが52%、この辺になると、そんなに比率が高いのかという話になる。日産自動車も35%くらいになって、トヨタを除くと軽メーカーばかりになっている。だからみなさん無理をしたということなので、必ずしもそれが続くと思っていない」と述べ、未使用車の発生の背景を解説。

こうした現状について鈴木会長は「やってよろしいということは言えない」としながらも、「やってはならないことだが、苦し紛れに例外が出てくる。それを責めるわけにはいかない。でもほどほどにしときなさいよと言わざるを得ない」と述べた。

《小松哲也》

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