ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは5月12日、4月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は2万1469台。前年同月比は31.7%増と、引き続き3割以上のプラスを維持した。
市場別実績は、欧州が回復傾向。欧州では4月、7356台を販売。前年同月比は16.3%増と、14か月連続で前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは2812台を売り上げ、前年同月比は5.8%増。13か月連続で前年実績を超えている。
米国は5217台を売り上げ、前年同月比は28.1%増と2か月連続で増加。単一国としては、2か月連続で中国を上回り、最量販市場に。その中国の4月実績は、4996台。前年同月比は46.3%増で、11か月連続で増加した。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東は、50.9%増の7857台と、10か月連続のプラス。
車種別では、『911』シリーズが人気。4月は、前年同月比16%増の3254台を販売した。1‐4月累計では、1万0940台の911シリーズが、工場から出荷。米国では、この911をはじめ、『ボクスター』、『ケイマン』、『カイエン』、『マカン』、『パナメーラ』と、幅広く支持を集めた。
ポルシェの2014年世界新車販売は、前年比17.1%増の18万9849台。2015年1-4月実績は、前年同期比32%増の7万2571台だった。ポルシェのベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「第1四半期の勢いが、4月も持続。魅力的なモデルレンジのおかげで、世界の全地域で成長基調にある」と述べている。