パイオニア、カーエレ好調で増収ながら為替影響で営業減益…2015年3月期決算

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パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像)
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パイオニアが発表した2015年3月期連結決算は、売上高が前年同期比0.7%増の5016億7600万円と小幅な増収となった。

ホームエレクトロニクスは低調だったものの、円安の効果もあってカーエレクトロニクスが好調で全体をカバーした。

カーエレクトロニクス事業は同2.2%の増収となった。カーナビの市販向けは国内が減少したものの、北米、欧州、中国など、海外で伸びた。OEMは国内で減少したが、主に中国や北米で増収となった。カーオーディオも増収となった。カーエレクトロニクス全体の売上高に占めるOEM比率は3ポイントアップして57%となった。

営業利益は、為替影響による原価率の悪化や販売費・一般管理費が増加し、同30.4%減の77億7800万円と大幅減益となった。経常損益は為替差損などから29億1500万円の赤字に転落した。前年同期は51億1100万円の黒字だった。

当期利益は、ホームAV事業譲渡に伴う事業譲渡損失、体制のスリム化に伴う事業構造改善費用を計上したものの、DJ機器事業譲渡に伴う譲渡益484億1500万円を計上したことから146億3200万円と前年同期の5億3100万円から大幅増益となった。

今期の通期業績見通しは、売上高が同2.9%減の4870億円、営業利益が同2.9%増の80億円、経常利益が60億円、純利益が同93.2%減の10億円となる見込み。

《レスポンス編集部》

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