【ホンダ シャトル 発売】販売店で聴いたユーザーの生の声を活かし「全方位ワゴン」に

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ホンダ シャトル
ホンダ シャトル 全 12 枚 拡大写真

ホンダが15日に発表した新型ステーションワゴン『シャトル』は、従来の『フィットシャトル』ユーザーの声を集め、新型に求められているものが何かを徹底的に検証し、商品づくりがおこなわれた。そこで見えてきたのは、『フィット』とは明らかに違うユーザーの特性だった。

【画像全12枚】

ユーザーの声から、荷物をより多く載せることができる、というのはもちろんのこと、より趣味性が高くレジャー用途のお供として愛されていることがわかってきたのだという。ここに着目し、より上質に、愉しく、存在感あるクルマを目指した。

シャトルを総括するコンセプトは「クラッシィ・リゾーター」。ただの荷物が積めるワゴン、ではなくリゾートにも快適に出かけることができるスタイリッシュなステーションワゴンを実現した。

若くして商品づくりを取りまとめる立場を勤めたのは、ホンダに入社後、販売店へ出向し、ユーザーの生の声に触れてきた本田技研工業の井筒也絵さん。商品づくりを指揮するメンバーとして開発にかかわるのは今回が初めてだという。「実際に現場でお客様から良いことも、悪いことも一番近くで聴ける立場だったからこそ、今回の商品づくりにそれを活かすことができました」と語る。

「ワゴンに求められる一番の要素はやっぱり荷室です。ですが、ひと言で荷室といっても、容量だけじゃないよね、ということで、一番声が大きかった荷室の使い勝手を追求しました。床下収納や、シャトル独自の『マルチユースバスケット』がその代表的なものですね」(井筒さん)

マルチユースバスケットは、2列目シートの背もたれ部分に取り付けられたバスケットで、2列目シートを倒して荷室を拡大した状態では、その存在にも気づかないほど自然かつフラットに折り畳むことができる。「大切な荷物、小さな荷物は重ねて載せたりしたくないですよね。女性なら鞄や帽子なども、気にせず置くことができるのが嬉しいポイントです」。奥行きだけでなく、縦方向にも収納の幅を広げることで、シャトルならではの新しい価値を生み出した。

「上質感」や「リゾート」というキーワードには、どこかターゲットを絞り込むような印象を受けるが、井筒さんは「決してそんなことはなくて、むしろ市場としては全方位にアピールできるクルマだと考えてつくっています。確かにコアターゲットとしては、アクティブな独身の方や子離れユーザーの方などが考えられますし、そういった方々へのアプローチも当初はおこなっていくと思います。ですが、大きいクルマや、より上級のクルマに乗っている方のダウンサイザーとしても、逆にアップグレードを考えている方にとっても、気に入って頂けるクルマになったと思っています」と語った。

売れ筋グレードとして想定するのは、ハイブリッド車にLEDヘッドライト、安全装備やコンビシートなどの上級装備、振幅官能型ダンパーを装備した「HYBRID X」(FFが219万円)。上級感を高める新色で、光の当たり方によって表情を変える「ミッドナイト・ブルービーム・メタリック」も、「スタンダードな人気の白、黒、シルバーに次ぐ人気色になるのでは」と自信をのぞかせる。シャトルの販売目標台数は月販3000台。井筒さんは、「(シャトルは)売れます。売ります!」と力強い笑顔をのぞかせた。

《宮崎壮人》

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