放射性元素の起源解明に一歩前進…国立天文台などの国際研究チーム

宇宙 科学
超新星爆発からさまざまな重元素が形成・放出される場面のイメージ図
超新星爆発からさまざまな重元素が形成・放出される場面のイメージ図 全 1 枚 拡大写真

国立天文台は、国際研究チームが爆発的天体現象で生成されると見られるものの、起源が解明されていない放射性重元素110個を新たに生成し、精緻な寿命測定を世界で初めて成功したと発表した。

放射性重元素の起源を解明するのに大きく前進する。

世界最高性能の重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」を利用することで理化学研究所のジュセッペ・ロルッソ客員研究員、西村俊二先任研究員、櫻井博儀主任研究員らを中心とする研究チームが解明した。

国立天文台理論研究部の柴垣翔太氏、梶野敏貴准教授と協力して、これらの高精度データを放射性重元素の理論計算に用いたところ、超新星爆発での元素合成シナリオと矛盾しない結果が得られた。

また、すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡による天文観測で明らかにされていた、太陽系と金属欠乏星の間の重元素組成パターンの普遍性(ユニバーサリティー)をほぼ再現できることも明らかになった。

今回の成果は、今後の重元素合成の解明に重要な手がかりになると見られる。

今回の研究は、米国の物理学専門誌「フィジカル・レビュー・レターズ」に掲載される。

《レスポンス編集部》

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