札幌市電ループ化、第一歩として「すすきの停留場」移設

鉄道 行政
一時的に西側へ移設されたすすきの停留場。入線する右側の車両はA1200形で、オレンジ色の停止目標に停車する。白い停止目標は在来車のもの。
一時的に西側へ移設されたすすきの停留場。入線する右側の車両はA1200形で、オレンジ色の停止目標に停車する。白い停止目標は在来車のもの。 全 7 枚 拡大写真

札幌市交通局は、札幌市電すすきの停留場と西4丁目停留場を結ぶループ化工事の第一歩として、5月13日からすすきの停留場を西側へ一時的に移設している。

従来のすすきの停留場は、中央区南4条西4丁目のすすきの交差点付近(ラフィラ前付近)に設置されているが、一時移設先は、ここから実測でおよそ110m西に位置する、南4条西5丁目付近(東急イン付近)の交差点となっている。

移設された停留場は、混雑時の折返しを考慮して、2車体分の有効長があり、停留場内の軌道敷には在来車の停止目標である白い線が、低床電車A1200形の停止目標であるオレンジ色の線が、それぞれ付けられているほか、資生館小学校前停留場寄りには亘り線も設けられた。感覚的には、次の資生館小学校前停留場とは目と鼻の先という印象が強くなっている。

すすきの停留場の移設期間は10月下旬までを予定しており、その間、ループ化に伴う各種工事が進められると思われる。なお、6月下旬には北側の西4丁目停留場も西側へ一時移設される運びとなっているが、現時点の移設先は軌道敷が掘り返されている程度に留まっている。こちらの移設期間は、すすきの停留場より2か月早い8月下旬までを予定している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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