【新聞ウォッチ】マツダの公式SNSサイト、トヨタとの提携強化賛否を問う書き込みで炎上

モータースポーツ/エンタメ 出版物
マツダ 公式Facebookページ
マツダ 公式Facebookページ 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年5月19日付

● ルノーと提携見直し不要、日産・ゴーン社長、仏政府の関与強化で(読売・8面)

●トヨタとの提携強化、マツダ公式FBに心配の声「らしさ、なくさなくさないで」(朝日・9面)

●新国立計画見直し、競技場建設費高騰で、開閉式屋根五輪後 客席一部仮設(毎日・1面)

●オスプレイ着陸失敗、米に飛行停止求めず、政府(東京・1面)

●都営新宿線、12代目の新型車両きょうから(東京・22面)

●スカイマーク再建、2行、三分の一超出資へ、政投銀・三井住友、拒否権を確保(日経・1面)

●ホンダ系部品、生産集約、エイチチワン、埼玉の工場閉鎖(日経・13面)

●上場企業、7年ぶり最高益、自動車や電機けん引、円安追い風、純利益も最高(日経・15面)

●一目均衡、トヨタが投じる一石(日経・15面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車とマツダが業務提携を強化すると発表した直後から、マツダの交流サイトの公式ページに、一般ユーザーなどから賛否を問う書き込みが相次いでいるそうだ。

トヨタの豊田章男社長とマツダの小飼雅道社長が共同会見をした5月13日夜から18日午後4時までにマツダの交流サイトに寄せられた書き込みの数は529件にものぼったという。ちなみに、トヨタの書き込みはわずか23件。

きょうの朝日がその書き込みの一部を取り上げているが、それによると「10%の熱狂的なファンのためのクルマを作り続けて」「悪い意味でトヨタっぽくならないことを祈る」などが多いという。また、「日本の自動車業界の新しい展開」という期待もあるが、朝日は「マツダが最大手のトヨタに『のみこまれる』ことを心配する声が目立っている」と指摘する。

会社の規模を比べても、トヨタは売上高27兆円、営業利益2兆7500億円に対して、マツダは売上高がわずか3兆円、営業利益は2000億円強。熱狂的なマツダファンが「庇を貸して母屋を…」などと気をもむのも無理もない話。だが、マツダのベテラン幹部は「うちは、あの米フォードさんとも長い間親しくお付き合いした経験があり、心配はご無用」と言い切る。

なるほど、ドライでしたたかさではトヨタよりもフォードのほうが数段上手。明日20日は、いよいよ4代目の新型『ロードスター』のお披露目だが、開発をめぐっては当初フォードとの葛藤も多くみられたという。その壁を乗り越えるためには、3代目のモデルチェンジから10年間もファンを待たることにもなったようだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る