タカタのエアバッグ、米国で3400万台のリコールで合意…会長のコメント

自動車 ビジネス 企業動向
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード 全 1 枚 拡大写真

5月19日、エアバッグの不具合により、米国でおよそ3400万台をリコール(回収・無償修理)することで、米運輸省(NHTSA)と合意したタカタ。同社が声明を出している。

この声明は5月20日、タカタが発表したもの。同社の高田重久代表取締役会長兼CEOが、コメントを発表している。

タカタと米運輸省の間では、これまで度重なる話し合いが行われてきた。米運輸省は、早期のリコールに踏み切るよう、タカタに要請。これに対して、タカタはリコールに慎重な姿勢を取ってきた。

高田重久代表取締役会長兼CEOは、「顧客の安全確保、信頼回復へ向けて、NHTSAと今回の合意に至り、一歩前進できたと認識している。今後も米運輸省や自動車メーカーと全面的に協力し、顧客の安全確保を最優先にして、予防的措置を行っていく」とコメント。

また、タカタは、今回の米運輸省との合意について、「一部の不具合が生じたインフレータに関するもの」と説明。今回は、米国でおよそ3400万台をリコールすることで合意したが、タカタのエアバッグは全世界に供給されており、このリコールが米国および世界で、さらに拡大する可能性もある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  3. 【三菱 デリカミニ 新型】日本のアニメ文化も取り入れた新「ウルルン顔」は可愛いだけじゃない
  4. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る