【マツダ ロードスター 新型発表】フロントフェンダーなど匠の技でアルミ化推進

自動車 ニューモデル 新型車
マツダ ロードスター 新型
マツダ ロードスター 新型 全 12 枚 拡大写真

マツダは5月20日、4代目となる『ロードスター』を21日に発売すると発表した。1989年に登場した初代から3代目モデルまでの累計生産が約95万台と、世界でもっとも多く売れている「ライトウェイトスポーツカー」の10年ぶりの全面改良だ。

パワートレインはSKYACTIV技術による1.5リットルのガソリンエンジンに、いずれも6速のMT(手動変速機)またはAT(自動変速機)を組み合わせた。3グレードを設定しており税込み価格は約249万~約314万円。開発では「このクルマの本質は軽くすること」(責任者の山本修弘・商品本部主査)と、前モデルより100kgを超える軽量化を達成し、ベースグレードの総重量は990kgと1トンを切っている。

全ての部品についてグラム単位の見直しを図り、車体では骨格の見直しやアルミの大幅な採用拡大などを図った。アルミは同社として初めてフロントフェンダーなどにも採用、塗装前の全体重量のうちアルミの重量比率は従来の0.1%から9%程度に増えた。

このなかで、とりわけ絞りの深いフェンダーのプレス加工は難関となった。生産を担当する本社工場の植松充主幹によると「コンピューターのシミュレーションだけの金型設計ではうまく行かず、ベテランによる匠の技で金型形状を造り込んだ」という。この金型の形状はデジタルデータ化し、生産に伴って金型が変形した場合は直ちに修正を行う管理手法を採用しており、「『魂動デザイン』の造形美をしっかり守っていく」(植松氏)構えだ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る