【人とくるまのテクノロジー展15】IDIADAのEVスーパースポーツが上陸

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イディアダ社が開発したEVスーパースポーツ・コンセプト「ヴォラーレ」
イディアダ社が開発したEVスーパースポーツ・コンセプト「ヴォラーレ」 全 4 枚 拡大写真

スペインを中心に世界中に開発拠点をもつIDIADA(イディアダ)のブースには、見慣れないスーパーカーが鎮座していた。ヴォラーレと名付けられたこのクルマは、同社のテクノロジー・デモンストレーター。これまでスケールモデルやパネル展示でしかお目にかかれなかったマシンが、ついに日本に上陸したのである。

「このヴォラーレは、ヨーロピアン・コミッション、欧州委員会の企画コンペで開発を依頼されたマシンです。エコな乗り物という印象が強いEVに高性能なイメージを与えるために製作されました」。と説明してくれたのは日本のイディアダ・オートモーティブ・テクノロジーのスタッフ。

4輪それぞれにモーターを組み合わせ最高出力は1000ps、Wウイッシュボーンサスペンションで支えたシャーシは、期待通りのパフォーマンスを発揮。最高速度は300km/hをマーク、ハンドリングやコーナリング、ブレーキングの試験もこなし、高い完成度を示すことを証明したそうだ。

さらに充電システムも開発し、最大800V200Aでの充電により15分の急速充電も可能にしているとか。航続距離は220kmほどのようだが、これだけの内容を備えるヴォラーレを欲しくなる富裕層も少なくないだろう。だが同社は開発や評価試験を自動車メーカーから請負う企業。そのため、残念ながらこのクルマを量産、市販化することはないそうである。

《高根英幸》

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