MGを愛するオーナーイベント、26年目の集い…MEET THE M.G. 2015

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神戸M.G.カークラブ主催の「MEET THE M.G. 2015」が5月23日から24日にかけて開催されている。

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MGを愛するオーナーが集うこのイベントも、今年で26回目を迎えた。毎年全国からMGオーナーが集まるが、今年も仙台から九州までの広い地域から参加者が集合した。参加台数は32台。1930年の『Mタイプミジェット』から、2004年のMG『F』まで、まさにMGの歴史を俯瞰するに相応しいイベントとなった。

初日となる23日は、新西宮ヨットハーバー(兵庫県西宮市)に集合。海沿いのエントランスにずらりと並んだMGは、壮観の一言。参加者たちはここにクルマを展示した後は、お昼過ぎまで、ゆったりと久々に会った友人たちと話に花を咲かせていた。

午後はこのイベント名物「ロッカーカバーカーレース」だ。エンジンのロッカーカバー(タペットカバー)に車輪を取り付けたもので、それで坂道を下らせ、最も早く規定ラインを超えることが出来たものが優勝という単純なレースだ。しかし、タイヤの転がり抵抗や、車軸のバランスなど、細かい調整が勝敗を分ける。更に、ホイールベースや最大重量(4kg)などが決められており、車検も行われるので、実は奥が深い“レース”なのだ。今回は11台が参加し、皆で大いに楽しんでいた。

同イベントでは展示だけではなくツーリングも実施。昨年までは、神戸市内を走行し、海辺のホテルに戻るルートであったが、今年は、神戸から六甲山ホテルへ山を登るルートとなった。同クラブ会長の松岡憲司さんによると、「神戸は海と山に囲まれた街なので、その特徴を味わってほしい。そして、MGはスポーツカーなので、ワインディングロードは外せない」とルート変更の理由を述べる。その結果、参加者の多くが、港町神戸、異人館などの神戸、そして、六甲山のワインディングを堪能したようだ。

最終日となる24日は午前中に、六甲山ホテル駐車場にてドライビングテストを開催し閉幕となる。このテストは、4つの車庫が用意され、スタート後、順番や向きは自由に全部の車庫に入れたのち、ゴールするまでのタイムを競うものだ。正確なドライビングが求められるこのテストは、海外のクラシックカークラブイベントで開催されることが多く、参加者はもとより、見学者も一目で運転の技量がわかることから、見応えのあるものになるだろう。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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