【人とくるまのテクノロジー展15】コンチネンタルの考える自動運転時代のメーターパネル

自動車 テクノロジー 安全
コンチネンタルの「次世代コンビメーター」(通常表示)
コンチネンタルの「次世代コンビメーター」(通常表示) 全 4 枚 拡大写真
コンチネンタルは「人とくるまのテクノロジー展2015」で、開発中の液晶メーターパネル「次世代コンビメーター」を公開した。このメーターパネルのデザインには、同社の自動運転に対する考え方が反映されている。

同社の液晶メーターパネルは、すでにメルセデスベンツ『Sクラス』などに採用されている。今回展示されたのはTFT液晶パネルをさらに進化させ、自動運転時の情報表示のアイデアを盛り込んだプロトタイプだ。

スマートフォンやタブレットを接続すると、その画面がミラーリンク表示されるのが特徴。しかし当然ながら、ステアリング奥にある画面をタッチ操作することはできない。それでは、メーターパネルに表示することの意味は?

「コンチネンタルでは“自動運転は、無人運転ではない”と考えています」と説明員。たとえ自動運転中であっても、ドライバーが周囲に注意を払う義務がなくなるわけではない、という考えに基づいている。

たしかにメーターパネルの情報を見る程度なら、センタークラスターの画面を見ようと首をひねったり、デバイスの小さな画面を覗き込んでいる場合よりは周囲への注意がおろそかになりづらい。緊急時に手動操作へ切り替えることも素早くできることだろう。

ちなみにどの画面モードでも、左右両端にスピードと回転数をアナログ風に表示させることができる。これは「ヨーロッパでは、アナログメーター風のグラフィックを求める声が多い」ということをデザインに反映させたからだという。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ヤマハ、V4エンジンを搭載した新型「YZR-M1」を初公開! MotoGP サンマリノGPに投入へ
  4. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  5. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る