【スズキ アルトラパン 新型発表】三菱化学とバイオエンプラを共同開発、内装樹脂カラーパネルに採用

自動車 ニューモデル 新型車
DURABIO新グレードが採用された内装樹脂カラーパネル
DURABIO新グレードが採用された内装樹脂カラーパネル 全 2 枚 拡大写真

三菱化学は、バイオエンプラ「DURABIO」を他材質と複合化(アロイ化)した新グレードをスズキと共同開発し、新型『アルト ラパン』の内装樹脂カラーパネルに採用されたと発表した。

【画像全2枚】

DURABIOは、再生可能な植物由来のイソソルバイドが原料のバイオエンプラ。耐衝撃性や耐熱性、耐候性などで優れた性能を持つ。また、発色性がよく、顔料を配合するだけで、光沢のある表面をつくることができるほか、表面が硬くて丈夫なので、擦り傷が付きにくい。そのため、塗装工程が不要になり、塗料から発生するVOC(揮発性有機化合物)の排出および放出を低減。さらに、水などで洗い流した際、表面に菌が残りづらい性能(撥菌性)も有している。

三菱化学が開発したDURABIOは2013年、スズキ『ハスラー』で、バイオエンプラとしては世界で初めて、自動車の内装樹脂カラーパネルに採用された。そして今回、両社は、DURABIOの持つ高い耐傷付き性や耐候性および撥菌性などを維持しつつ、アロイ技術を駆使することで、さらに耐衝撃性、耐熱性を高め、また、低比重化(軽量化)した新グレードの開発に成功した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]
  5. スバル製スーパーカー登場!「パフォーマンスE STIコンセプト」に盛り込まれた新技術と、伝統への敬意…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る