【スズキ アルトラパン 新型発表】女性開発者の意見取り入れた丸いデザイン「冒険する必要あった」

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スズキ アルトラパン
スズキ アルトラパン 全 8 枚 拡大写真

スズキが6月3日に発売した新型軽乗用車『アルトラパン』は、先代までの箱型スタイルを継承しつつ全体に丸みを帯びたデザインが特徴になっている。

チーフエンジニアを務めた河村恭博氏は「やはり男なのでカチカチの車が大好きで、ラパンにしかないような角っぽいデザインは残さなければいかんのではないか、ラパンをもっともっとキープコンセプトでいきたいという思いがあった」と明かす。

しかし新型ラパンでは「今回女性の意見をかなり取り入れて丸みを出した」。というのも新型ラパンの開発にあたっては「女性開発者が企画検討の段階から、また開発中も色んな意思決定の場面で一緒に議論するようにした」ためだ。

ラパンの主要ユーザー層は20~30代の女性だけに、女性の意見を採り入れるのはむしろ当然といえる。だが実際には「男性としてはここまでではないかとか、女性はもっと丸くした方が良いのではないかなど、やはりぴったりと意見が合わなかった部分もあった」と河村チーフエンジニアは振り返る。

最終的には「やはりターゲットとするのが20~30代の女性のお客様なので、そこにしっかり絞る。また『ハスラー』や新型『アルト』で特徴的なデザインができてきていることもあって、ラパンでも冒険する必要があるというとことで、我々としてはラパンを大きく形を変えた」という。

河村チーフエンジニアは「我々男性陣との考えのずれをいつもチェックしながらやったのが、今回の開発で大変だった部分でもあった」としながらも、「今回、女性の意見を非常に採り入れることで、ここまで造り上げることができたのではないかと思う」と感慨深げだった。

《小松哲也》

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