【ホンダ シャトル 試乗】徹底的な安さを求めるならエンジン車だが…諸星陽一

試乗記 国産車
ホンダ シャトル G
ホンダ シャトル G 全 12 枚 拡大写真

新型『シャトル』にはハイブリッドと1.5リットルエンジンの2つのパワーユニットが用意されている。エンジン車はGという1グレードのみの設定。

【画像全12枚】

装備はかなりシンプルで、ハイブリッド系にグレードに関係なく標準装備となるスマートキーやIRカット&UVカット機能付きのフロントウインドウ、スマートキーやIRカット&スーパーUVカット機能付きのフロントドアウインドウなどもオプション扱いとなっている。

ガソリンエンジンモデルに搭載されるエンジンは132馬力/155Nm仕様。ハイブリッドのシステム出力が137馬力/170Nmなので馬力的な差はほとんどない。しかし、必要なときに的確なアシストを行うハイブリッドと比べると、トルクの出方に若干の弱さを感じる。ミッションはCVTで、加速感はスムーズで申し分なし。ハイブリッド車は前後のダンパーにザックス社製の振幅感応型が採用されるが、ガソリン車は標準タイプのダンパーとなるため、若干振動吸収面が弱い印象。

ハイブリッドシステムを積まない分、ラゲッジルーム下は余裕があり、その部分をもの入れとしている。厚手の発泡スチロールを使って2分割のボックスを作っているが、ここは樹脂製などにして容量を稼いだほうがユーザーとしてはうれしいはずだ。

GのFF車の車両本体価格は169万円、ハイブリッドはもっとも安価なモデルで199万円。その差は30万円となる。ホンダのホームページでセルフ見積もりを行うと、Gの支払総額が184万3460万円(7月納車)。ハイブリッドは211万5460円(同)で、その差は27万2000円まで圧縮される。本体価格と支払い額に差があるのは税金などが異なるからだ。

さらにGには装備されないスマートキーや高機能ガラスなどを装備すると支払い額の差はさらに縮まる。年間1万2000km走行するとして、JC08モードで使用ガソリン量を割り出してみよう。ハイブリッドは34.0km/リットルなのでが約353リットル。Gは21.8km/リットルなので約550リットル。その差197リットルとなる。レギュラーガソリンの価格を135円とすると、年間のガソリン代の差は約2万6600円。1年後の自動車税の減税、3年後(車検時)の重量税の免税などを考慮、長距離を乗れば乗るほど、単純にGがお得とは言い難い。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産が“超短期開発”を本格導入?…次期『スカイライン』最終デザインをプレビュー!
  2. トヨタの新型ハイブリッドスーパーカー『GR GT』、欧州デビューへ…グッドウッド2026
  3. トヨタ『エスティマ』が“走りのミニバン”として復活か…アルファードと棲み分けは
  4. 次期トヨタ『GRスープラ』はハンマーヘッド顔に!? 450ps級ハイブリッドで2027年登場の可能性
  5. 物理的に発進阻止する盗難防止アイテム、『バリケード ブレーキペダルロック1』発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  3. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  4. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  5. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
ランキングをもっと見る