【フェラーリ 488 GTB 日本発表】最新のエアロダイナミクスは「ドライバーに楽しんでもらうため」

自動車 ニューモデル 新型車
フェラーリ 488 GTB
フェラーリ 488 GTB 全 8 枚 拡大写真

日本でも発表されたフェラーリ『488GTB』は、エアロダイナミクスを追求するとともに、あらゆるディテールが機能を持ちつつ美しいクルマに仕上がっているという。

今回のエアロダイナミクスのポイントは、ダウンフォースを強化する一方、空気抵抗は減らすということだ。この相反する課題を解決するために、「F1やGTレースなどで培った経験、ノウハウによってこの目標を達成した」とは、フェラーリ・ジャパン代表取締役社長のリノ・デパオリ氏の弁。

その例としては、フロントにあるエアロピラーや、リアのアクティブ・エアロダイナミクスが挙げられる。これは「F1のDRS (ドラッグ・リダクション・システム)の技術を使ったものだ。そのほかにもフェラーリが特許を取得したブロウン・スポイラーなどが用いられている」とデパオリ氏。そして、「こういったあらゆるディテールが機能を持ちつつも、同時にスタイリッシュな美しいクルマが488GTBなのだ」とコメント。

また、『456イタリア』と比較し大幅にパワーアップしたパワーをコントロールしなければならないことから、ダイナミクスコントロールも進化した。サイド・スリップ・アングル・コントロールがVer2に進化したほか、「『ラ・フェラーリ』で初めて使ったエクストリームデザインブレーキシステムを採用している」(デパオリ氏)。これら最新技術を投入することで、「ドライバーに楽しんでもらえるクルマに仕上がったのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  5. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る