汎マレーシア・イスラム党役員選、保守派が圧勝…イスラム刑法導入に拍車

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マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
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党大会を開催中のイスラム原理主義野党、汎マレーシア・イスラム党(PAS)の党役員選挙が4日に行われ、実務派を抑えて保守派が圧勝した。

13年ぶりとなった党首選では現職のハディ・アワン氏が、ウラマ派の支持を集めて80%の得票を獲得。アハマド・アワン元党首補に圧勝した。副党首選は、ハディ・アワン氏をおおやけに批判していた非ウラマ派の現職モハマド・マット・サブ氏が得票わずか34%にとどまり、パハン州ウラマのトゥアン・イブラヒム・トゥアン・マン氏に惨敗した。

3人の党首補は、いずれもウラマ派のイドリス・アハマド氏、モハマド・アマル・アブドラー氏、イスカンダル・アブドル・サマド氏が当選。実務派のフサム・ムサ氏、サイフディン・アユブ氏は落選した。18人の中央委員会委員のポストは、17人をウラマ派が占めた。

イスラム長老(ウラマ)派が巻き返しに成功したことで、同派が進めているイスラム刑法の導入の動きに拍車がかかるとみられ、野党連合・人民同盟(PR)における民主行動党(DAP)との協力関係の行方が注目される。

伊藤 祐介

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