【ルマン24時間2015】LM GTE Proクラスもメーカー対決に注目…6月13・14日決勝

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今年も熾烈な争いが予想されるLM GTE Proクラス
今年も熾烈な争いが予想されるLM GTE Proクラス 全 9 枚 拡大写真
今年も伝統のルマン24時間耐久レースが6月10~14日にかけてフランスのルマンにあるサルト・サーキットで開催される。

現在はWEC(世界耐久選手権)シリーズの1戦として組み込まれているルマン24時間レース。現行のWECレギュレーションに合わせて4クラスによる混走レースとなる。特に今年は最高峰LMP1クラスにトヨタ、アウディ、ポルシェ、日産の4メーカーが参戦し注目を集めているが、LM GTE Proクラスもフェラーリ、シボレー、アストンマーティン、ポルシェと世界を代表する自動車メーカーのマシンが参戦。こちらも白熱した戦いが繰り広げられそうだ。

昨年激戦の末クラス優勝を飾った名門AFコルセはフェラーリ『458イタリア』の2台体制。今年も優勝メンバーのG・ブルーニ/T・バイランダー/G・フィジケラ組が51号車でエントリーし連覇に期待がかかる。

ポルシェ・チーム・マンタイはWECにシリーズ参戦している2台の『911 RSR』で参戦。J・ベルグマイスター、F・マコヴィッキィなどポルシェのGTカーをよく知るワークスドライバーを擁しGTE Proクラス制覇を狙っている。

アストンマーティン・レーシングは『ヴァンテージ V8』の3台体制。このうち97号車が恒例となりつつある特別仕様の「アートカー」で参戦。毎年クラス首位争いに絡む走りを見せているアストンマーティン勢。今年もGTE Proクラスを盛り上げてくれそうだ。

そして、今年はシリーズ戦に参戦していないコルベット・レーシングだがルマンのために2台の『C7.R』を用意。昨年は激しいトップ争いで生き残り2位表彰台を獲得。クラス優勝したAFコルセ51号車からわずか1周差と健闘をみせた。今年はデイトナ24時間でクラス優勝を飾ったJ・マグヌッセン/A・ガルシア/R・ブリスコー組が63号車でエントリー。ライバル勢も恐れる手強い存在となりそうだ。

年々、バトルが激化しているLM GTE Proクラス。昨年も総合首位争いが落ち着いた夜中や、ゴール直前になっても、トップ争いをはじめ手に汗握る接近戦がコース各所で繰り広げられていた。今年は各陣営とも、例年以上に力を入れて参戦してきているだけに、よりハイレベルな争いが予選、決勝ともに観られそうだ。

《吉田 知弘》

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