ITSジャパン、自動運転研究会を新たに発足…会員組織全体に拡大

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ITS ジャパン 通常総会
ITS ジャパン 通常総会 全 6 枚 拡大写真

ITSジャパンは6月12日、都内で通常総会を開き、2015年度の事業計画として新たに自動運転研究会や、スマートコミュニティの将来ありたい姿を具現化するためのシナリオを検討するワーキンググループをそれぞれ立ち上げることなどを了承した。

総会の冒頭、あいさつに立った渡邉浩之会長は「これからのITSは地域、都市が主体となって、個人による社会的課題の解決への貢献を促進し、個人の利益追求と公共目的が両立する仕組みを構築すること肝要だと考えている。さらに交通事故死ゼロを目指して、この問題を解決するためには協調型ITSや自動運転技術の更なる進化が必要なことはいうまでもない」と指摘。

その上で「今年度、ITS ジャパンで検討を開始する新たな中期計画では、環境変化を踏まえて生活者感覚を持ち、有りたい社会を目指して具現化させていく」と述べた。

今年度新たに立ち上げる自動運転研究会についてITS ジャパンの内村孝彦理事は「今まで自動車OEM(完成車メーカー)が中心となってきた活動を、会員組織の幅広い英知で研究を進めていきたい。研究活動の概要としては世界を舞台とした機会創出を研究する」と説明した。

またスマートコミュニティ実現に向けた将来シナリオを検討するワーキンググループに関してITS ジャパンの花井利通理事は「将来の都市と地方の交通の検討、および高齢者などの交通制約者の移動を考えた将来ITS企画の検討を行う」と述べた。

《小松哲也》

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