【ルマン24時間 2015】21時間経過…いよいよ終盤、アウディ勢トラブル続出 ポルシェ逃げ切れるか

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
悲願の総合優勝に一歩近づいた19号車ポルシェ
悲願の総合優勝に一歩近づいた19号車ポルシェ 全 5 枚 拡大写真

2015年のルマン24時間耐久レースは、ゴールまで残り3時間を切り終盤戦を迎えている。

明け方以降ポルシェ勢が再び上位を独占。トップの19号車(N・ヒュルケンベルグ/E・バンバー/N・タンディ)は343周目に入っており、2番手に17号車(T・ベルンハルト/M・ウェバー/B・ハートレー)が1周差で追いかけている。

終盤に入っても大きなトラブルがなく、快調に周回を重ねる一方で、追う立場のアウディ勢は15時間を過ぎてからも不運の連鎖が止まらない。エンジンカウルが剥がれるアクシデントに見舞われ5番手に後退した7号車(M・ファスラー/A・ロッテラー/B・トレルイエ)。少しでも遅れを取り戻そうとプッシュしているが、それが災いしイエローフラッグ区間で違反。ドライブスルーペナルティを科せられてしまう。

3番手を走っていた9号車(F・アルブケルケ/M・ボナノミ/R・ラースト)は、残り3時間30分のところで原因不明のバイブレーションの症状が出始め緊急ピットピン。さらに8号車(L・ディグラッシ/L・デュバル/O・ジャービス)もエンジンカウルに穴が空き、修復のために短時間ではあったがガレージにマシンが戻された。

そして、スタートから粘り強く走っていた日産勢は、またしても長時間にわたりガレージ内で修復作業に追われており、ゴールに向けてそれぞれが最後の難関に立ち向かっている。

このままいけば、1998年以来の総合優勝となるポルシェ勢。しかし、彼らもまだ気を抜くことが出来ない。現地での情報によると雨雲が接近しており、サーキットの一部では小雨も降り始めているとのこと。たった一つのミスで全てが台無しになってしまう可能性もあるだけに、ポルシェ勢にとってはさらに気を引き締めて臨まなければならない終盤3時間となりそうだ。

2015 ルマン24時間レース 決勝21時間経過
1. #19ポルシェ(343周)
2. #17ポルシェ(1周遅れ)
3. #7アウディ(2周遅れ)
4. #8アウディ(3周遅れ)
5. #9アウディ(4周遅れ)
6. #18ポルシェ(4周遅れ)
7. #2トヨタ(8周遅れ)
8. #1トヨタ(10周遅れ)


42. #23日産(117周遅れ)
43. #22日産(133周遅れ)
リタイア. #21日産

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る