「2015 Ene-1GP SUZUKA」に参戦する、三重大学と台湾・南台科技大学の国際合同学生チームは6月12日、鈴鹿サーキットで行われた事前走行会に参加した。
Ene-1 GPとは、鈴鹿サーキットで2011年から開催されているEVによる競技だ。オリジナルの車両にモーターを積み、充電式単三電池40本をエネルギー源に鈴鹿サーキット3周のタイムアタックを実施。今年は8月2日に開催が予定されている。
今回の走行会には38チームが参加し、本番へ向けて各チームがテスト走行を行った。午前中はあいにくの天候ながら、参加者たちは精力的に走行を実施。鈴鹿初走行となる三重大学と南台科技大学の合同チームは、コースイン直後には濡れた路面でスリップをしてコースサイドに止まってしまうトラブルに見舞われたが、以降は順調に走行を重ね、予定されていたテストを消化していた。
この日は合同チームのピットには鈴鹿市のレーシングチーム「TSR」の藤井正和会長も視察に訪れ、プロの立場から学生たちにアドバイスをするシーンも見られた。
また合同チームは翌13日、三重県の鈴木英敬知事を表敬訪問。今回のレース参戦についての意気込みを語ると、鈴木知事はチームのヘルメットに応援メッセージを記し、合同チームにエールを送った。