マレーシア石炭火力発電所3Bの70%権益、テナガが引き受けへ

エマージング・マーケット 東南アジア

政府系投資会社1マレーシア・デベロップメント(1MDB)が所有している、石炭火力発電所3Bプロジェクトの権益の70%を、政府系電力会社テナガ・ナショナル(TNB)が取得する見通しだ。マキシマス・オンキリエネルギー・グリーン技術水相が明らかにした。

5月に閣議承認を得たもので、1MDB子会社のエドラ・エナジーが保有していた70%の権益を、今年2月になってエドラがプロジェクトから撤退すると発表したため、1MDBが再び引き受けていた。

3Bプロジェクトのプロジェクトの規模は110億リンギ以上と見積もられている。ネグリ・センビラン州のジマ発電所に隣接しており、2018年10月1日から段階的に稼働を開始する予定となっている。

1MDBが3Bプロジェクトの権益を取得することで、電気料金が値上げすることになるかどうかについて、オンキリ大臣はTNBが小幅な見直しを要請したことを明らかにした上で、最終的な決定はしていないと説明した。
(ザ・スター、ザ・サン、6月19日、ベルナマ通信、6月18日)

千田真理子

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