米国のバラク・オバマ大統領は、11月にマレーシアを訪問する。アワン・アデク・フシン駐米国マレーシア大使が明らかにしたと、6月19日付のニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
オバマ大統領は、11月に開催される「第27回東南アジア諸国連合(ASEAN)サミット」に出席する予定で、日本や中国、インドなどの政府関係者と会談を行う予定だ。まだ訪問の詳細は決定していない。
アワン大使によると、オバマ大統領が訪問することで、南シナ海問題の解決、貿易や投資の強化など両国の関係強化が見込まれている。米国にとってASEANは重要な拠点として位置付けられており、特にマレーシアは今年ASEANの議長国となっているため、マレーシアにフォーカスしているという。
オバマ大統領は昨年4月にもマレーシアを訪問していた。米国大統領の訪馬は1966年のジョンソン大統領以来、48年ぶりだった。当初2013年10月に予定されていたが、米国において、民主、共和両党の対立による政府機関の一部が閉鎖に追い込まれたため延期していた。11月の訪問が実現すればオバマ大統領にとり2度目の訪問となる。