英国のUKIPメディア&イベント社は6月17日、「ベストニューエンジン2015」を発表した。BMWグループのプラグインハイブリッドスポーツ、『i8』用の1.5リットル 3気筒ガソリンターボ+モーターが、ベストニューエンジン賞に輝いている。
「エンジンオブザイヤー」はクルマの心臓部、エンジンに着目して優れたエンジンを選出するもので、今年が16回目。今年5月時点で少なくとも世界1か国以上で販売されている乗用車のエンジンを対象に、世界31か国65名のジャーナリストが投票を行って選出した。その部門賞のベストニューエンジンは、2014年4月から2015年3月までに登場した新エンジンの中から、とくに画期的な技術を採用したエンジンに贈られる。
ベストニューエンジン2015の結果は以下の通り。
1:BMWの1.5リットル直3ターボ+モーター(339点)…i8
2 :メルセデスAMGの4.0リットルV8ツインターボ(209点)…AMG GTなど
3:フェラーリの3.9リットルV8ツインターボ(159点)…カリフォルニアT
4:ボルボの2.0リットル直4ツインチャージャー(135点)…XC90など
5:VWの1.4リットル直4ターボ+モーター(134点)…ゴルフなど
6:GMの1.0リットル直3ターボ(132点)…オペル・コルサなど
BMWグループが電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」のプラグインハイブリッドスポーツ、i8が、ベストニューエンジン2015に決定。2位に130点もの大差をつけての選出となった。
ある審査員は、「1.5リットル+モーターのスーパーカーなど、数年前まで想像すらできなかった。これが今、現実になった」と評価している。