レクサスは6月22日、米国で6月28日に行われる「第93回パイクスピーク国際ヒルクライム」に、『RC F GTコンセプト』で参戦すると発表した。
パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されており、世界で最も有名なヒルクライムレース。競技は全長20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンするという過酷なモータースポーツ。
レクサスが挑むのは、パイクスピーク国際ヒルクライムのタイムアタッククラス。レクサス『RC』の高性能モデル、『RCF』をベースに開発されたRC F GTコンセプトで参戦する。
RC F GTコンセプトは、市販車のRC Fに対して、軽量化を実施。複合素材を採用するなどして、およそ360kg軽量化。車両重量は1420kgに抑えた。最大出力467hpを発生する5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンや8速ATは、ソフトウェアなどの小変更にとどめる。外観は、大型リアウィングなど、エアロダイナミクス性能を向上。
なお、ドライバーには、FIA GT世界チャンピオンで、ルマン24時間耐久レースでも勝利したジャスティン・ベル選手を起用する。