【オートサービスショー15】興和精機、バッテリーチャージャーを新開発…アイドリングストップでの劣化を自動回復

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興和精機は「第34回 オートサービスショー」にリフレッシュ機能付きフルオートバッテリーチャージャー/メンテナーを出品
興和精機は「第34回 オートサービスショー」にリフレッシュ機能付きフルオートバッテリーチャージャー/メンテナーを出品 全 3 枚 拡大写真

興和精機は「第34回 オートサービスショー」にリフレッシュ機能付きフルオートバッテリーチャージャー/メンテナーを出品した。

現在多くのクルマにアイドリングストップ機能が搭載されているが、アイドリングストップによりバッテリーは頻繁に充放電が繰り返される。充放電が繰り返されると、電解液の上部と下部に比重差が生じ(成層化)、比重が1.25以下になったバッテリーは継続使用することができなくなってしまう。

興和精機 営業本部 本社営業技術チーム マネージャー 河合治氏は「半年や1年しか使用していないにも関わらず、アイドリングストップが機能しなくなったというお客様に、新品のバッテリー交換を勧めると、まだ少ししか使っていないのに、といったクレームになってしまう。専用のバッテリーは値段も高い」と話す。

こうした車両は、過酷な充放電に対応した高機能なバッテリーが搭載されており、保証も2~3年受けることができる。しかし、使用状況によっては、半年程度で寿命が来てしまい、新品交換や、20~30時間をかけたメンテナンスを行わない限り直すことはできなかった。

今回、バッテリーメンテナンス・充電ツールで実績のあるCTEKとバッテリーメーカーと共同で製品を開発。自動車メーカーであるマツダの特許技術を用いることで、最短で30分、平均でも約3時間ほどで、電解液の攪拌を全自動で行うことができる。

河合氏は「普通のチャージャーでは機能を回復することができない。バッテリー液を攪拌して、寿命がくる前に使用できなくなってしまったバッテリーを回復させることができる。チャージャーやリコンドといった、通常の充電モードも備えているので、アイドリングストップ機能がないクルマにも使用することができる」と述べた。

《橋本 隆志》

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