東北地方応援キャラクターのボーカロイド音源が公開…地元企業は利用自由

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東北きりたん(左)、東北イタコ(右)
東北きりたん(左)、東北イタコ(右) 全 3 枚 拡大写真

 「東北地方に本社を置く企業の商用利用であれば、申請なしで利用可能」とガイドラインに記載された「東北応援“三姉妹”キャラクター」の歌声合成ツール用音源が24日、公開された。

 東北地方応援キャラクター「東北イタコ」と「東北きりたん」の歌声を、歌声合成ツール「UTAU」用音源として一般公開したのはSSS合同会社(東京都大田区)。同社は2014年6月に東北企業が自由に使える音源として『VOCALOID3 東北ずん子』を発売。「UTAU」用に「東北ずん子」の姉、「東北イタコ」と妹の「東北きりたん」の音源が追加された事により、同社が提供する「東北企業が自由に使える音源」は3種類となった。

 「UTAU」とは、専用に作られた歌声の素材から、楽曲の歌唱パートを作成するPCソフト。今回、同音源のキャラクターを務めたのは人気声優の木戸衣吹さん(「東北イタコ」)と茜屋日海夏さん(「東北きりたん」)。同社によれば、2014年9月にクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING Lab」にて「東北イタコ」と「東北きりたん」音源作成の支援を募り、1か月間で約223万円の支援を獲得。ファンの支援を得て、音源の収録が行われ公開に至ったという。

 以前から、宮城県白石市での企画や、東京・阿佐ヶ谷の「東北ずん子ショップ」、仙台イービーンズでの「東北ずん子フェア」に並び、人気を博しているという「東北応援“三姉妹”キャラクター」。東北企業のプロモーションビデオ作成の他、プロジェクションマッピングを用いたライブイベント等、様々な用途での使用が想定される。

 歌声合成ツールで地方を応援する同社のユニークな取組に今後も注目したい。

東北企業は「作った曲」を申請なしで利用可能……東北応援“三姉妹”キャラの歌声合成音源が公開

《オフィス本折/H14》

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