熱帯降雨観測(TRMM)衛星が大気圏に再突入…17年間の観測を終了

宇宙 科学
熱帯降雨観測(TRMM)衛星
熱帯降雨観測(TRMM)衛星 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、17年の長期にわたって観測を継続した熱帯降雨観測(TRMM)衛星が6月16日午後0時55分(日本時間)に南インド洋上空で大気圏に再突入したと、米国航空宇宙局(NASA)が発表したことを明らかにした。

熱帯降雨観測(TRMM)衛星は、日米共同ミッションで、NASAが開発した衛星本体に、日本が開発した降雨レーダ(PR)とNASAの4つのセンサを搭載し、1997年11月28日に種子島宇宙センターからH-IIロケット6号機によって打ち上げられた。

TRMM衛星の設計寿命は3年2か月だったものの、TRMMの観測データが、降水の研究だけでなく、台風の監視や数値天気予報などの実利用分野でも重要になっていたことから、2001年にTRMM衛星の運用期間延長のため、軌道高度を当初の350kmから402.5kmに上昇させた。

JAXAでは、TRMM衛星が長期間にわたって観測を継続したことにより、降水分野の研究は大きく発展したとしている。TRMM衛星の当初のミッション目標は、約500kmの格子サイズで、地表面の月平均降水量を求めることだった。しかし、最終的には、TRMM衛星と他の複数の人工衛星の観測データを組み合わせることで、約10kmの格子サイズで全世界の降水分布を準リアルタイムで作成できるようになった。

このような高分解能の降水データは、洪水の予警報や干ばつ監視といった分野でも利用されるようになっている。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. シトロエン『2CVコンセプト』の商用車版「フルゴネット」も初公開、市販の可能性は…パリモーターショー2026
  2. ブレンボ史上最大の制動トルク、6ピストン固定キャリパー「BOLDIKA」発表…大型SUV向けブレーキ市場に参入
  3. ホンダ『ヴェゼル』次期型、2028年登場か!? 次世代ハイブリッド搭載へ
  4. プジョー『RCZ』が復活、全固体電池搭載のEVクーペに…パリモーターショー2026
  5. シトロエン『2CV』が復活、265万円で2028年までに市販化へ…パリモーターショー2026
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. シェフラー、ヒューマノイドロボット向け成形波動ギアボックスを2027年量産開始…自動車向けノウハウ活用
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る