ホンダの高級車ブランド、アキュラは6月25日、2015年の「パイクスピーク国際ヒルクライム」で、公式ペースカーを務める新型『NSX』を初公開した。
パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されており、世界で最も有名なヒルクライムレース。競技は全長 20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、 ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンするという過酷なモータースポーツ。
アキュラは3月末、2015年のパイクスピーク国際ヒルクライムの公式ペースカーに、新型『NSX』が起用されると発表。そして今回、ペースカー仕様のカラーリングをまとった新型NSXを初公開している。
このペースカーは、市販車と同じく、ホンダR&Dアメリカが開発を担当。白いボディカラーを基本に、赤と黒をアクセントに配した。ブラック仕上げのアルミホイールは細いスポークが特徴。その向こうには、赤いブレーキキャリパーが見える。
新型NSXのペースカーは6月28日、パイクスピーク国際ヒルクライムの決勝レース前に、コースを確認走行する予定。アキュラはコース周辺に合計24のカメラを設置し、新型NSXペースカーの走行シーンをライブ配信するとしている。