栗田工業、自動車塗装ブース向け水処理薬品のラインナップを拡充

自動車 ビジネス 国内マーケット
塗装ブース内での水処理
塗装ブース内での水処理 全 1 枚 拡大写真

栗田工業は、自動車工場等の塗装ブースで使用する水処理薬品「クリスタックシリーズ」の新商品4種を開発、国内外の自動車および部品工場向けに本格販売を開始する。

自動車の塗装ブースでは、霧状にした塗料(塗料ミスト)を車体に噴き付けて塗装している。余剰の塗料ミストは、空気を吸引して降下させ、カーテン状に流した水の膜に衝突させることで捕集し、外気への塗料の放出を防ぐ。また、塗料を捕集した水は水処理薬品を添加して塗料を分離することで、循環水として再利用している。

しかし、水処理薬品の効果が不十分な場合、水に捕集された塗料が原因で様々な問題が発生し、塗装不良や生産ライン停止、総合排水処理への負荷増大など、重大なトラブルにつながるという。

新シリーズは、同社従来商品と比べ油性塗料に対する不粘着効果や水性塗料に対する塗料捕集性能を大幅に向上。薬品使用量を抑えてコストメリットを提供するとともに、より安定的な処理を実現する。また、油性・水性どちらの塗料にも効果を発揮する商品や、小中規模塗装ブース向けの商品なども取り揃え、顧客の課題に幅広く対応する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  3. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  4. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  5. 【マツダ CX-60 MHEV 新型試乗】買い時とグレードのチョイスに迷う存在…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る