リコー、高耐圧・高効率の車載用降圧DC/DCコントローラICを開発

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リコー電子デバイスが開発した降圧DC/DCコントローラIC「R1272Sシリーズ」
リコー電子デバイスが開発した降圧DC/DCコントローラIC「R1272Sシリーズ」 全 1 枚 拡大写真

リコー電子デバイスは、大電流出力を可能とする車載機器向け高耐圧、軽負荷高効率、SSCGを内蔵した降圧DC/DCコントローラIC「R1272Sシリーズ」を開発し、サンプル出荷を開始した。

車載情報機器の高機能化に伴って、マイコンなどのSoCの低電圧化と大電流化が進み、車載向け大電流出力電源ICが強く求められている。新開発「R1272Sシリーズ」は、同社製品では従来3Aが最高だった出力電流を20Aまで引き上げた。動作最大電圧は34Vと高いため、12V車載バッテリからでも直接入力することが可能。

また、無負荷時の待機時消費電力は15μAで、変換効率は出力電流が1mA時80%以上、10mA以上で90%以上(入力電圧12V、出力電圧3.3V、動作周波数450kHz時)と、軽負荷時でも高い効率を実現する。

発振周波数は、外付け部品により調整可能で、外部クロックと同期させることも可能。DC/DCコントローラを搭載する電源回路で問題となりやすいノイズ対策が容易に行える。SSCG機能によって、発振周波数、高調波の放射ノイズのピークを低減し、ノイズ対策を簡素化することも可能となる。

《レスポンス編集部》

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